【2025年】読書苦手人間が読んだ本

2025/12/31

はじめに

2025年の目標を「12冊本を読む」としていました。結果は10冊でした。目標は達成できませんでしたが、読書への苦手意識を薄めることに成功しました。ただ、内容をすぐ忘れるという点は改善されなさそうなので、自分用のメモとして感想書いていきます。

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忘れる読書 (PHP新書)

印象に残っているのは、「自分にとって必要なことは勝手に知識として残る」というところ。「ちゃんと覚えなきゃ」と構えるほど読書が苦しくなるタイプなので、心理的ハードルを下げてくれた本です。

また、「残った知識同士がつながって新たなアイデアとなる」というところ。私は Markdown エディタとして Obsidian を使用しているのですが、Obsidian はメモ同士をリンクさせることができます。全く関係ないと思っていたメモ同士が結びつくことがあり、新たな知見として記憶に残りやすかったり、よりユニークな記事にできたりするので、やっぱりいろんな領域の知識をインプットしていくのが大事なんだなと思いました。

新版 思考の整理学 (ちくま文庫)

「知識は寝かせると洗練される」という話が面白かったです。 この本でも「忘れること」の重要性が語られていて、『忘れる読書』とつながったのが意外でした。

他にも印象に残ったのは、起床直後が思考に向いているという話。筆者の生活スタイルもかなり尖っていて、

  • 朝食を抜いてブランチにすることで「起床後」の時間をより長く確保する。
  • 昼以降は昼寝して、また「起床後」の時間を作り出す。

という発想の振り切り方が面白かったです。とは言え、自分も朝の時間で集中して午後は流すタイプなので理論と結びついた感覚が嬉しかったです。

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計

会社の勉強会でメンバーと苦しみながら読んだ思い出の本。DDD のバイブルを1周できたのは良かったですが、難解な部分が多く、正直斜め読みした箇所もあります。ただ、今まで戦術的な部分だけで満足していたのが、戦略的な「なぜ?」の部分の視点を持つことができたと思います。来年は『ドメイン駆動設計をはじめよう』を読む予定です。さらに理解を深めてから、またこの原典にも戻ってきたいです。

歩く マジで人生が変わる

「歩く」ことに関して、進化論・ビジネス・文化・健康...などいろいろな切り口で扱っていました。単なるハウツー本や自己啓発っぽさが薄いので読み応えがあったと思います。これからは、趣味:散歩 でいかせてください。

SQLアンチパターン 第2版 ―データベースプログラミングで陥りがちな失敗とその対策

ポリモーフィック関連を実務で使ってしまい、レビューで教えてもらったのが読んだきっかけです。なぜアンチパターンなのかを知ることで、データベースの基本も一緒に学ぶことができる良書だと感じました。

今月はポリモーフィック関連に関する記事も投稿できました。

技術リーダーシップのための14のヒント

会社でリーダーになったタイミングで目を通しました。なんと無料です。この本の中で引用されていた「ただ明確であればいいだけ」という言葉 *1 が印象に残っています。状況に応じて、方向性を明確に打ち出すことが大切といった意味です。明確さの方向性もさまざまで、「遠くて具体的」「近くて抽象的」など、遠近感と具体性の2軸を考えると良いという話が面白かったです。

シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング

こちらもリーダーになったタイミングで購入しました。なぜやるのか、具体的にどうやるのか。がまとまっていて分かりやすかったです。信頼関係の構築やモチベーション維持のためであることはもちろん。「緊急度が低くて、重要度が高い課題」の発見の場であるという視点も持てました。

使って学ぶAWS ECS入門 FargateとLaravelでコンテナデプロイを体験

ハンズオン形式でコンテナデプロイを体験できる本です。サンプルアプリケーションとしてLaravelを使用しているので、自分の実務に近い構成でデプロイできました。

現場で役立つシステム設計の原則 〜変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法

システム設計の原理原則を中心に書かれていますが、DDD の入門書としても読んでおいて良かったと感じています。特に「データクラス+三層」と「ドメインモデル+三層」のアーキテクチャの比較が分かりやすかったです。

ふつうのLinuxプログラミング 第2版 Linuxの仕組みから学べるgccプログラミングの王道

Linuxを構成するファイルシステム、プロセス、ストリームについて知ることができる本です。特に、プロセスとは何か」「スレッドとは何か」「サーバとは何か」の理解が、PHPの実行環境についての理解の助けになりました。

こちらで得た知識をもとに、記事も投稿できました。

まとめ

以上、2025年に読んだ本の感想でした。私と同じく読書が苦手なエンジニアは技術書だけにこだわらず、新書もおすすめします。どうしても技術書は精読したり、写経したりしたくなるため、本を読むこと自体への楽しさは見つけにくいかも?実際私も、新書を読み始めてから読書が楽しく感じています。

来年も12冊を目標に読んでいきます!良いお年を!


*1: マーカス・バッキンガム 著、加賀山 卓朗 訳 『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』日本経済新聞出版(2006)からの引用

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